海外旅行準備:飛行機事故と交通事故 1,183名VS 124万人(じぶん旅のお役立ち情報)
海外旅行準備:飛行機事故と交通事故 1,183名VS 124万人(じぶん旅のお役立ち情報)
旅に不可欠な飛行機と車の事故を比較してみましょう。
飛行機事故は必ずニュースになりますので、飛行機は危険だという印象が強くなってしまいがちです。
年間の飛行機事故死は、過去10年間、500~1,000名程度と減少傾向にあります。最も少ない年は2013年で265名でした。2014年は、マレーシア航空の消息不明事故とウクライナ墜落(撃墜?)事故の2件計537名が含まれ、1,183名が亡くなりました。
飛行回数が年を追う毎に増加しているのにも関わらず、飛行機事故死は減少傾向にあります。2000年までは、年間で2千人を超える年も数回ありましたが、近年は平均1,000名程度以下です。従って、飛行機の安全性は大幅に向上していると言えます。
統計上、飛行機の安全性は過去20年間で3倍以上、向上したことになります。
さて、世界の交通事故死は、年間で約124万人です。国別では、1位インド 13万人、2位中国 7万人、3位ブラジル 3.6万人、4位アメリカ 3.2万人と続きます。日本の2014年の事故死は4,113名でした。過去50-60年で死者数が最も少ない年になりました。
ちなみに、人口10万人当りの交通事故死率統計を見ると、主要国では、タイがトップで38人です。一方、日本の交通事故死率は5人です。タイは日本よりも7倍危険です。タイの年間交通事故死は1.3万人で、日本の3倍。一方、人口は6,700万人で日本の半分です。
海外旅行では、自動車事故に気を付けましょう。海外で、歩行者優先の国は稀です。大多数の国は車優先社会です。
飛行機の安全性は日々向上していますが、地上の交通事故に巻き込まれる可能性は、日本にいても、海外旅行をしていても、飛行機事故と比べて高いと言えます。
・世界の飛行機事故死の年間推移表
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