旅行英会話:和製英語は通じません(1)ホテル編
旅行英会話:和製英語は通じません(1)ホテル編
海外旅行の際に、日本では英語と思われている言葉が、実は和製英語で海外では通じないケースがあります。今回はホテルで使ってしまう和製英語です。
1)モーニングコール(Morning Call)
いかにも、英語らしい表現です。しかし、これは和製英語です。日本人旅行者が多いホテルの従業員は、経験から学んで、理解してくれる人もいるかもしれません。
正しい英語表現は、wake-up callです。
例文 I’d like to have a wake-up call at eight tomorrow.(明日の朝8時にモーリングコールをお願いします。)
このwake-up callだと時間を問わず、昼寝の後に起こして欲しい場合にも使えますね
2)フロント(ホテルのフロントデスク)
これも、紛らわしい言葉です。ホテルや病院などの受付は通常、英語ではフロントとは呼ばず、reception(レセプション)と表現します。催しの会場を日本でもレセプションと呼びますが、英語ではホテルのフロントも同様にレセプションと表現します。なお、Front desk という表現が使われることもあります。Frontだけではだめで、deskを加えてください。
例えば、ホテルのフロントで待合わせしようとした場合、frontと言うと、英語圏で育った人はホテルの玄関ドア付近で待っている可能性があります。
正しく伝える例文としては、Let’s meet in reception at seven tomorrow.(ホテルのフロントで明日7時に会いましょう)となります。
3)コンセント(電化製品コードの差込口)
電化製品コードの差込口は、米語ではoutlet、英語ではsocketとなり、コンセントという表現は使いません。このコンセントも和製英語です。
昔、concentric plugという複合語が使われていた時期があり、それがコンセントの由来と言われています。この複合語は今では使われていないようです。
ホテルの部屋でコンセントが見つからない場合には、Where could I find the outlet(又は丁寧にthe wall outlet) to use my personal computer in my room? (パソコンを部屋で使いたいのですが、コンセントはどこにありますか?) と尋ねます。
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