フランス滞在記:パリ美術館巡り(1)巡り方のコツ

2014.09.05 (金)

世界中から観光客が集まるパリの美術館は予想以上に混雑しています。でもちょっとしたコツで、混雑を緩和したり、ストレスを減らす方法をお伝えします。

 

1.混雑緩和の方法

 

1)火曜日の美術館訪問は極力、避けましょう

 

パリの美術館では、火曜日が休館日のところが多いです。ルーヴル美術館も火曜日が休館日です。火曜日に開いている主要美術館は、オルセー美術館です。ルーヴル美術館など他の主要な美術館が閉まっているために、観光客が集中し、入館に長い行列ができてしまいます。当然、館内も混雑します。従って、火曜日の美術館訪問は避けた方が無難です。

 

参考として、火曜日に開いている美術館としては、オルセー美術館、プティ・パレ、マルモッタン・モネ美術館、ケ・ブランリー美術館、ロダン美術館などがあります。

 

 

2)「美術館フリーパス」を日本で事前購入しよう

 

パリの人気美術館では、季節を問わず入場券売り場で長い行列ができています。時間節約のためには、日本で「パリ・ミュージアム・パス」を事前購入しておくことをお勧めします。このパスがあれば、パリの主要美術館やパリ郊外のヴェルサイユ宮殿などにも入場できます。このパスには、2日間(€39)、4日間(€54)、6日間(€69)の3種類があります。

パス購入の日本語サイトは次の通りです。

http://www.parismuseumpass-japon.com/

このパスで入館できるのは、美術館だけでなく、ヴェルサイユ宮殿、凱旋門、ノートルダム大聖堂の塔、フォンテーヌブロー城などが含まれ、全部で50カ所以上です。注文すれば、自宅まで郵送してくれます。また、セーヌ川遊覧船チケットが半額で買えます。

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3)ルーヴル美術館への入館は、メインゲートを避けよう

 

世界で最も入場者数の多い美術館で、年間1千万人近くが訪れています。地下鉄駅から繋がっているピラミッド中央入口はいつも混雑しています。

 

ルーヴル美術館には三箇所の入口があります。ピラミッド中央入口、カルーゼル凱旋門(Galerie du Carrousell)入口、そして「ドノン翼」のセーヌ川に面した「ポルト・デ・リオン(ライオン門)Porte des Lions」の入口です。この「ポルト・デ・リオン」入口は、地下鉄駅の反対側となるため、人の通りが少なく空いています。なお、注意点として、この入口は、金曜日は閉まっています。また、金曜日以外も17:30で閉まります。また、レンタルのガイド機器はプラミッド中央入口の所定の場所でしか、借りられません。

 

ルーブル美術館 入口

 

2.飲食物の用意

 

美術館の中にあるカフェは混雑していて、長時間待たされてしまうことがあります。そこで、パンやビスケット等の軽食を持参することをお勧めします。ベンチや休息所がけっこうあります。

 

また、飲み物の自販機はありません。そこで、飲み物も持ち込むことをお勧めします。

 

3.主要な美術館の位置関係

 

ルーヴル美術館、オルセー美術館、オランジェリー美術館の3美術館は全てセーヌ川沿いにあり、徒歩圏内です。オランジェリー美術館は、モネの大作「睡蓮」の大きな絵画が壁一面に8枚もあることで有名です。

 

ルーヴル美術館の西側に、チュイルリー公園があります。その公園内にオランジェリー美術館があります。そして公園の対岸に、オルセー美術館があります。

 

美術館巡りに疲れたら、チュイルリー公園で休息しましょう。ベンチが多く、くつろげます。持参したドリンク、食べ物の飲食も可能です。

美術館の位置

 

以上、美術館巡りのコツをお伝えしました。

 

美術館巡りには、体力と忍耐が必要です。

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