滞在型海外旅行:フランス滞在記、ピアニストとのおもがけない出会い。

2015.01.01 (木)

パリのモンマルトル近くのアパートに滞在していた時のことです。19時はまだ明るく、ピアノの音色がどこからか聞こえてきました。

ピアニストとの出会いが始まりました。

 

 

以下は、きっかけを作った妻の話です。

「演奏.が素晴らしかったので、よく聞こえるように、窓を開け放しました。30分ほどで演奏は終了し、もっと聞きたいなあと思っていると、向かいのアパートの窓で若者がタバコを吸っています。

 

思わず、「Are You player ?」と声をかけたことから、会話が始まりました。若者は17歳で名前はケイモ。「お願い。もっと聴きたいから、演奏して。」と伝えたところ、「演奏したのは父で、70歳。頼んでみる」と一旦姿を消し、「良かったら、うちに来ませんか。中で演奏します。」とのこと。夜分だし、突然だし、あまりにも申し訳ないので、「ありがとう。明日は早い出発なので、荷造りしなくてはいけないから。」と断り、お礼にあられとおせんべいを手渡したくて、アパートの入口に5分後に落ち合うことにしました。

 

5分後、驚きました。約束の場所には、少年と、背の高い老人と小柄な女性の3人が待っていたのです。

 

10分後、お隣のアパートに招かれて、ワインをごちそうになり、ピアノ演奏を楽しみ、一緒にシャンソンを歌いました。ケイモの父のピアニストの名前はジルベール・カスカレス(Gilbert Cascales)です。20~30年ほど前に石井好子さん(シャンソン界の大御所)に招かれて、シャンソン伴奏者として日本国内を巡ったこと等、話が弾みました。

 

シャイな老ピアニストと素直な少年ケイモ。出会いを喜び涙ぐんだ弁護士の母。

 

人との出会いと触れ合い、いくつかのハプニング、思い出すたびに微笑みがこぼれます。」

 

人との出会い、大切にしたいですね。

 

ピアニスト1

・伴奏してもらって歌う妻

 

 

ピアニスト2

・弁護士である奥様が撮ってくれました。

 

 

 

 

 

・伴奏してもらって、オーシャンゼリゼを歌う。

 

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