フランス滞在記:印象派絵画巡り(1)オランジェリー
2014.09.28 (日)
※ オルセー美術館以外での印象派絵画について、今回からの4コラムでご紹介します。
建物は、ルーヴル美術館の西側にある「チュイルリー公園(宮殿)」にあります。本来の建物は、オレンジを育てる温室(オランジェリー)でしたが、1927年にモネの大作「睡蓮」の連作(8枚)を収めるために美術館として整備されたものです。
「睡蓮」の連作は、楕円形の二つの大広間の壁いっぱいに8枚が展示されています。ソファーがあり、ゆっくり鑑賞できます。
この「睡蓮」はモネが80歳頃に、白内障を克服して完成させた力作だそうです。彼は86歳で亡くなるまで、最後の仕上げに尽力しました。
モネが晩年を過ごした家と庭は、パリ近郊のジヴェルニーという町にあります。その庭には日本風の大きな池があり、実際に睡蓮が植わっています。詳しくは次々回の投稿でご紹介します。
モネ以外にも、ルノワール、セザンヌ、マチス、モディリアニ、ピカソ、シスレーなどの作品を展示しています。
小さな美術館です。ルーヴル美術館やオルセー美術館で疲れたら、ゆっくり鑑賞できる場所です。
入館料は、7.5ユーロです。日本語の音声ガイドがあります。
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