介護旅行2:「特養入所者89歳」のお楽しみ外出(オーダーメイド旅行)
介護旅行2:「特養入所者89歳」のお楽しみ外出(オーダーメイド介護旅行)
Yさん(女性・要介護2)は、特別養護老人ホームで生活しています。
お歳を尋ねると、ご機嫌な時は「29歳」、普通の気分のときは「39歳」と堂々と確信をもって答えます。回りが笑うと、自分も笑います。唄が大好きで、ご機嫌な時は、いつも懐メロを口ずさんでいます。
お寿司と唄が大好きなYさんの「お楽しみ旅行」はもちろん、その二つがかなう旅です。
まずは、お寿司屋さんに行きました。施設では、にぎり寿司や生野菜などの生ものは一切出ないので、外食は「にぎり寿司」が人気です。にぎり寿司は、半分サイズに握ってもらいました。グラスビールで乾杯して、レディースコース半分を召し上がりました。最近、食が細くなっていますが、好きなものはまだまだ食べられます。
カラオケ店では、大好きな岡晴夫をメドレーで歌いました。リズムや歌詞がずれても気にせず大きな声で歌います。
疲れていないか心配して尋ねると、「大丈夫。疲れていない。」と、最後まで「手引き歩行」でつらぬきました。
Yさんは「施設に閉じ込められている」という被害妄想から拒食・服薬拒否が出始めていました。今回の日帰り旅行は、施設職員と相談して実現しました。
特別養護老人ホームでも、外出・外泊は同行者がいればOKです。外出中の食事などはキャンセルします。施設から車いすを借りることもできます。ご本人の体調を含めて、生活相談員に相談するとスムーズです。
施設に入居しているシニアは、本人が外出や旅行を希望しても、それをかなえる方法がなく、諦めてしまっています。施設に入っていても、誰かが同行して、たまに外出して人生を楽しみたいものです。
スペイン等欧州への「暮らすような旅」相談会は、1月27日に東京・銀座で開催します。
2015年12月19日付けのお知らせをご覧ください。
また、「スマホ活用 in 海外旅行」カフェ会は、1月21日に東京・銀座で開催します。
2015年12月13日付けのお知らせをご覧ください。
なお、ご要望があれば、各地域での出張カフェ会を検討いたします。お気軽にお問合せください。
・寿司ランチ
・川村美術館レストランで、デザート
・川村美術館の庭
・川村美術館で、まだ紅葉しているハゼの木
・カラオケで熱唱
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