セカンドハネムーン

セカンドハネムーンとは

子供全員が自立したり、巣立ったりして、夫婦が第二の人生に向かう際の二回目のハネムーンをこのように呼ぶようです。

 

 

僕たち夫婦のセカンドハネムーン

僕が2014年4月に定年退職したことを機に、夫婦で5月~6月の1か月間、パリを拠点に、フランスを旅しました。その際、世界遺産となっているロワール渓谷の古城を巡りました。古城を巡ったり、宿泊したりすることは、想像以上に非日常の世界でした。日本でも、京都で寺巡りをしますが、フランスの古城巡りはそれに似た感覚です。

 

各城は、10ユーロ程度の入城料が必要です。パンフレットやオーディオ機器(有料)の説明は、城の成り立ちから始まり、背景となるフランスの歴史と密着したもので、興味深いものでした。

 

城には一つひとつ個性があり、自分好みの城を発見する喜びがあります。

 

 

フランス、ロワール渓谷の古城巡り

1.世界遺産ロワール渓谷について

 

ロワール川は、フランス最長の川です。フランス南部の山地に発し、大西洋に注ぎます。11世紀には、領土防衛のために、川沿いに次々と城が築かれ、16世紀以降は王侯貴族たちのステイタスとして、さらに優雅な城が作られました。

 

また、ローマ時代より、ロワール川流域は交易路として栄え、セーヌ川流域と並んで需要な役割を果たしてきました。王侯貴族や芸術家たちは、そのロワール川流域に魅せられ、今では300を超える城が残っています。主要な城で公開されているものは20個程です。一方、居住していて、未公開の城が多くあります。

 

2000年に世界文化遺産に登録されました。このロワール渓谷は別名「フランスの庭園」とも呼ばれています。お城の庭園も素晴らしいです。ジャンヌダルクが活躍し、レオナルド・ダ・ヴィンチが晩年を過ごしたのも、この地域でした。

 

パリから、城巡りの中心都市であるトウ―ルまではフランス高速鉄道TGVで約70分です。

パリからの日帰り観光も可能ですが、せっかくですから古城に宿泊して、王侯貴族の気分でゆったり旅することをお勧めします。

 

城は広大な地域に点在しています。徒歩または公共の交通機関では難しいです。バスツアーに参加するか、レンタカーが便利です。

 

僕たち夫婦はレンタカーを利用しました。運転はハンドルや通行が左右逆ということ、オートマは少なくマニュアル車が殆ど、信号が少なく交差点はサークル式になっています。とにかくスピードが速く、一般道で80~100キロ程度で飛ばしていますので、そのスピードに慣れるのが緊張して大変でした。ちなみに、制限速度は一般道で90キロ、高速130キロです。また、ウインカーとワイパーの位置も逆で、道を曲がる際に、よくワイパーを先に動かしてしまいました。

 

どこの古城も多くの生徒が、先生に連れら学習に来ていていました。フランス人は歴史を肌で感じ、文化に親しむように教育されるようです。18歳までの生徒は入場無料だそうです。

 

2.僕たちが訪問した古城

 

1)アゼー・ル・リドー城

 

フランス人の友人から、必ずこの城は観ろと言われましたので、真っ先に訪ねた城です。

 

ロワール川の支流アンドル川の中州に建てられ、森とせせらぎの中にあることが驚きでした。フランス・ルネサンスの最高傑作の一つとされ、城内には16-17世紀の美術品や家具・絵画などが当時のまま配置されています。文豪バルザックは、「ロワールの真珠」と讃えました。こじんまりした城ですが、気品があり、おとぎの国に紛れ込んだ気分になりました。

 

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2)ユッセ城

 

15世紀、古い要塞だったところに城が築かれ、16世紀に増築されました。 古典様式、ルネサンス、ゴシック等の建築様式が共存する城です。シャルル・ペローの童話「眠れる森の美女」のモデルとなった城として有名です。

 

城内には、一部の部屋で物語を再現した人形を飾ってあり、子供だましのようで不自然な感じがしました。「眠れる森の美女」を意識し過ぎている感じです。一方、外観は本当に物語の世界を彷彿とさせる雰囲気に満ちています。魔法使いが住んでいるような錯覚を覚えました。

 

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3)ヴィランドリー城

 

この城は、次のシュノンソー城に行く途中にあるので、立ち寄ったのですが、予想以上に庭園が見事でした。幾何学模様の広大な庭園で、水の庭園、装飾樹木庭園、装飾菜園の3つで構成されていて、日本式の枯山水の真逆の印象を受けました。

 

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写真 1

 

4)シュノンソー城

 

川をまたぐ橋の城です。城の下を遊覧船が通り抜けます。優雅な城で、フランスでは、ヴェルサイユ宮殿に次いで最も観光客が訪れる城です。僕たちが訪れた時も、観光バスが沢山来ていました。

 

16世紀の築城から400年間、城主となった貴婦人たちにちなみ「6人の奥方たちの城」と呼ばれています。城主がずっと女性であったことで、庭園が女性らしさに満ちた作りとなっていて、とても華麗で優雅です。

 

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5)アンボワーズ城

 

ロワール川を見下ろす高台に建っています。古代に築かれていた要塞を、シャルル8世がルネサンスの粋を集めた華麗な城に改築しました。城下町が発達しています。城の内部には、

町に出られる立派な螺旋の石道があり、王の緊急避難道として重宝されたようです。

 

城からの眺望は雄大です。さらに、対岸から城全体が眺められ、夕日を浴びた城が黄金に輝き、息を呑む美しさでした。

 

フランス国王フランソワ1世に招かれ、晩年をこの地で過ごしたレオナルド・ダ・ヴィンチは、この城内のサン・ユベール教会堂に埋葬されています。

 

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6)ル・クロ・リュセ

 

ダ・ヴィンチが晩年を過ごした館です。

 

この館は、アンボワーズ城から500メートル程離れた場所にあります。国王フランソワ1世は、ダ・ヴィンチをイタリアから招聘し、この館を与えました。ダ・ヴィンチは、傑作といわれる「モナ・リザ」、「聖アンナと聖母子」、「洗礼者聖ヨハネ」の3作品を携えて、この地にやって来ました。(これらの絵画は現在、パリのルーブル美術館が所蔵しています。)

 

この館は、今は博物館となり、彼の発明品を再現していて、寝室や大広間などを見学できます。また、広い庭は、「ダ・ヴィンチ・パーク」として、彼の発明の数々が実際に体験できる遊具となって配置されています。庭は散歩に最適で、遊具は自由に操作できて面白いです。レストランもあり、小鳥のさえずりの中でランチを楽しみました。

 

ダ・ヴィンチは、1519年にこの世を去るまで、生涯の最後の3年間をこの館で過ごし、絵画制作や様々な発明に没頭しました。また、王の命令に従い、都市設計や都市整備に打ち込みました。

 

城ではありませんが、アンボワーズ城とセットで訪問することをお勧めします。

 

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IMG_2618・ダ・ヴィンチの作品:装甲戦車

 

7)ショーモン・シュル・ロワール城

 

この城は、ゴシック時代の要塞建築とルネサンス時代の優雅な建築の両方を兼ね備えています。城は、ロワール川を一望できる高台に建っています。30ヘクタールの広さがある広大な敷地には、ため息が出るほど豪華な厩舎(馬を飼う小屋です)や植物園と見まごう程の庭園があります。

 

毎年、4月末から10月中旬まで、国際庭園フェスティバルが開催され、毎年異なるテーマで企画された庭園を見学できます。

 

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3.古城(シャトーホテル)に宿泊

 

1)シャトーホテルについて

 

中世時代以降に建てられた城で、現在は宿泊施設となっているものがあります。広い敷地で

ゆったりした気分が味わえます。一般的に、所在地が地方・田舎になるのが難点です。

 

しかし、ロワール渓谷のシャトーホテルであれば、パリからの一泊旅行の宿として、利用可能です。値段は高いところが多いですが、低めの値段設定となっているところもあります。

 

シャトーホテルによっては、結婚式や各種パーティーのアレンジが可能です。

 

2)マルセー城

 

広大な麦畑・ワイン畑の中にポツンとある城です。城内では、レストランでフランス伝統料理が楽しめ、大きなワイン貯蔵庫があります。

 

部屋はシャトーの雰囲気を残しつつ、広めのバスタブがあり寛げます。部屋からは庭、プール、そして広大な田園風景が望めます。ホテル内はロビーやバー等寛ぎのスペースが多く、高い天井、大きな部屋、豪華な家具は、重厚感と歴史を感じさせます。

 

料金は、一泊2名(ダブルベッド)で、約34千円でした。食事は付きません。

トウ―ル駅から車で約45分、シノン駅から車で約15分です。

 

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3)アルパンティ城

 

一般道から城に向かう長い専用道路が森の中にあり、その奥に城が見えてきます。広大な敷地の中の小さな城ですが、その分のんびり寛げました。城の庭園の淵にある池の先が牧場で、馬が2頭放牧され、自由に駆け回っていたのが印象的でした。オーナーが親切で、よく管理されている城でした。近くにスーパーマーケットもあり、長期滞在にも適しています。

 

正式なレストランはなく、B&B方式で、朝食は10ユーロで食べることができます。

料金は一泊2名(ダブルベッド)で、約21千円でした。

 

アンボワーズから車で10分と比較的便利な場所にあります。

 

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